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インタビュー

「日本のサイバーセキュリティ人材育成に欠かせない存在に」。官公庁営業のスペシャリストが、COOとしてNFLabs.に賭けた理由

「日本のサイバーセキュリティ人材育成において、この会社はなくてはならない存在になる」。そう確信し、築き上げたキャリアから株式会社エヌ・エフ・ラボラトリーズ(以下、NFLabs.)への転身を決意したのが、黒木 崇之さんです。

20年以上にわたり、NTTドコモビジネス株式会社(旧:NTTコミュニケーションズ)で国や自治体の重要案件を担い、ミスター公共営業と呼ばれた黒木さん。

彼が次の舞台に選んだのは、ベンチャー気質の企業、NFLabs.でした。なぜ、公共営業のプロフェッショナルが「セキュリティ×教育」という畑違いの分野に挑戦したのか。国を守る使命感と、新任COOとして描く“勝てる”組織づくりについて語ります。

「この会社がなければ、日本が困る」存在へ。公共営業のプロがNFLabs.に賭けた理由

―はじめに、NFLabs.に参画するまでのご経歴について教えてください。

キャリアのスタートは開発職でした。3年半ほどC言語を用いた通信ソフトウェアの開発に携わっていましたが、「もっとお客様の顔が見える仕事がしたい」と希望を出し営業職へ転身しました。最初は自分のようなタイプが営業でやっていけるのか不安もありましたが、お客様の要望を傾聴するスタイルが合っていることに気づき、そこから営業一筋のキャリアを歩んできました。

特に長かったのが公共営業です。NTTコミュニケーションズで20年以上にわたり、中央省庁や自治体向けの案件を担当してきました。自分が提案したシステムやネットワークが社会の役に立っているという実感があり、やりがいを感じていました。

―公共営業のスペシャリストとして活躍されていた中、なぜNFLabs.への参画を決めたのでしょうか?

キャリアの後半戦を考えたとき、やはり「国や社会を守る」仕事がしたいという軸はぶれませんでした。その点で、サイバーセキュリティ事業はまさに国を守る、社会を守ることに直結する分野であり、大きな社会的意義を感じました。

また、以前のプロジェクトで当社CEOの小山と一緒に仕事をした経験があり、信頼があったことも大きかったですね。正直に言えば、大きく環境が変わることへの不安が全くなかったわけではありません。しかし、それ以上に使命感の方が強かった。志を共にする仲間と、この会社を社会にとって不可欠な存在にしていきたい。そう思い、入社を決めました。

―現在はCOOとして、どのようなミッションを担われていますか?

私のミッションは、主軸であるソリューション事業部(教育事業)を牽引し、会社全体を成長させることです。目指しているのは、「日本のサイバーセキュリティ人材育成において、NFLabs.をなくてはならない存在にする」こと。NTTグループ内やFFRIセキュリティはもちろん、国や社会から「人材育成ならまずはNFLabs.に相談しよう」と思っていただける状態を、この1〜2年で作り上げたいと考えています。


「新卒2年目が講師?」常識破りの育成モデルが生む強み

―入社されてから、事業や組織について驚かれたことはありますか?

一番衝撃を受けたのは、新入社員がわずか1年間の研修を経て、2年目には「講師」として活躍していることです。

通常、セキュリティ講師といえば高度な知識と豊富な実務経験を持つベテランが務めるのが一般的です。しかしNFLabs.では、未経験の新卒社員を短期間で講師として通用するレベルまで引き上げる育成ノウハウが確立されており、実際に彼らが現場で高い評価を得ています。これには本当に驚かされました。

―若手が講師を務めることのメリットはどこにあるのでしょうか?

最大のメリットは、研修受講者に深く寄り添える点です。

彼らは自分自身がつまずき、悩みながら学んできた経験がまだ新しい分、受講者がどこで引っかかるのか、どんな気持ちになるのかを誰よりも理解できます。だからこそ、受講者の視点に立った丁寧な指導ができるのです。

また、若い感性を活かして最新の技術動向や世の中の変化を柔軟に取り入れる点も強みですね。ビジネス的な競争力もある、持続可能な育成サイクルが回せていると感じています。

ただ、私たちの強みは「人」だけではありません。学習を支える「仕組み」の開発にも、同じくらい注力しています。

―NFLabs.が開発する実践型サイバーセキュリティ学習システム『Purple Flair』のことですね。

そう、『Purple Flair』は、まさに私たちが目指す教育を体現するプロダクトです。

海外製のプラットフォームが多い中、私たちは「国産・日本語・寄り添い型」であることにこだわっています。日本の学習環境や文化に最適化されており、個人のスキルを可視化してキャリアパスを描く手助けもできる。将来的には、日本のサイバーセキュリティ人材育成におけるNo.1プラットフォームに育て上げていきたいですね。

自由だが、緊張感を失わない。セキュリティ企業に求められる「誠実さ」と「スピード」の両立

―NFLabs.の組織風土について教えてください。

歴史あるNTTグループでありながら、ベンチャーらしいスピード感があります。若手社員が多く、チャレンジ精神に溢れていて、意思決定も行動も非常に速い。個人の得意分野を伸ばすことを尊重し、余計な制約を取り払って自由に働ける環境があります。これから会社がさらに大きくなっても挑戦を称え、個人の成長を応援する企業であり続けたいと思っています。

―セキュリティ企業には堅実さや規律も求められると思いますが、自由な風土との共存は難しくないのでしょうか?

だからこそ、私たちは「自由」である大前提として「誠実さ」を大切にしているのです。

サイバーセキュリティは信用がすべての世界です。重要案件を扱う責任感、法令遵守の精神、およびお客様の秘密を守る誠実さがなければ、この仕事は務まりません。たった一つの過ちが、会社だけでなく社会全体の信用に関わるリスクさえあります。誠実に、緊張感を持って仕事に向き合うことは簡単なことではありませんが、その積み重ねが信頼に繋がり、新たなビジネスチャンスを生み出すことを実感しています。

自由さを履き違えず、高い倫理観を持って仕事に取り組む文化をこれからも大切にしていきたいと思います。


挑戦するなら、今が最高の場所。個人の成長が会社の未来を作る

―最後に、今後の展望と候補者の方へのメッセージをお願いします。

私たちは今、国や社会にとって「なくてはならない存在」になるための成長フェーズにいます。『Purple Flair』を通じて個人のセキュリティスキルを可視化し、それがキャリアの指標となるような世界観を作っていきたいと考えています。

メッセージとしては、「チャレンジする気持ちさえあれば、これほど個人の成長を応援してくれる会社はない」と伝えたいです。

未経験からでも「高みを目指したい」「日本のセキュリティを支えたい」という意欲を持つ人にとっては、絶好の環境です。私たちと一緒に、日本のセキュリティを高めていきましょう。